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誤食について

  • muroya1
  • 2017年7月9日
  • 読了時間: 2分

こんにちは!!

今回は誤食についてのお話です。

「誤食」とは、食べ物ではないものを食べてしまったことを指す言葉です。

ワンちゃんやネコちゃんは時々、私たちが「そんなもの食べないだろう・・・」

というものを食べてしまうことがあります。

そして、中には食べると命に関わってしまうようなものも。。

食べると危険なもの・・・

・尖っているもの

    竹串やクギ、針など、先が尖っているものは食べると消化管を

    通るときに傷つけてしまいます。

    最悪、消化管を突き抜けてしまうなんてことも。。

    特に竹串はこれからの季節、バーベキューをするという方も

    多いと思いますので、特に注意が必要ですね!

・ひも状のもの

    ひもや糸などは、一見すると危険のないように見えます。

    が、実は食べると非常に危険なものです。

    ひも状のものは腸にからまりやすく、絡まると腸が手繰り寄せられて

    よじれ、閉塞する恐れがあります。

    ほつれたカーペット、タオル、おもちゃ等で遊んでいて食べてしまった

    という話は少なくありません。

    もし、ひも状のものを食べてしまったら絶対に様子を見てはいけません!

・大きいもの、水分を含むと膨らむもの

    キャップ、スポンジやおもちゃ等、大きいものや膨らんで大きくなるものは

    体内に残りやすく、腸に詰まりやすいため、腸閉塞の危険があります。

・殺鼠剤(ネズミ捕り)

    北海道ではネズミが良く出るというお宅も多く、殺鼠剤を使っている方も

    いると思います。

    殺鼠剤には急毒性の高いものから、低いものまであり、急毒性の高いものは

    食べるとすぐに中毒症状をおこし、死んでしまいます

    低いものは食べてすぐに死んでしまうということはありませんが、内臓等で

    出血をおこし、また血が止まりづらくなるため処置が遅くなれば死んでしまう

    可能性が高くなります。

また、タバコや薬品類なども中毒を起こすことがあり大変危険です。

誤食による腸閉塞になったときに多く見られる症状は、嘔吐(水を飲んでも吐く)、

食欲不振、元気がない、便が出ていないなど、消化管の動きが悪くなると生じるものです。

時間がたつにつれ衰弱してしまいます。

処置としては、異物を食べてしまった直後であまり時間がたっていなかったり、先が尖っているもの等ではない場合は吐かせる処置ですむときもあります。

時間がたっていたり、大きいもの、先が尖っていて吐かせると消化管を傷つけてしまう可能性があるものなどは手術での摘出になります。

もし、ワンちゃん、ネコちゃんが誤をしてしまったときは、早め早めの処置が必要な場合も

ありますので、様子を見ず、すぐ動物病院に相談しましょう!

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